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特定保健用食品の許可を受けるには
特定保健用食品の許可を得る為には、いくつかの必須事項を満たす必要があります。
まず、『食生活の改善、健康の維持促進が期待できる食品である事』です。
つまり、その食品を摂取する事で、食生活が健全なものとなり、健康が保たれるという食品という事ですね。
次に、『食品または関与成分が科学的根拠に基づき医学的、栄養学的な観点で明らかになっている事』です。
要するに、期待される効果に科学的な証明がなされている事、という事ですね。
また、『食品・関与成分に関して、適正量が医学的に設定されており、
尚且つ規定の試験方法が明らかになっている事』という条件も必要です。
試験方法に関しては、合理的な理由がある場合はその限りではないと明言されています。
更に、『同種食品が含有する一般的成分の効果を著しく損なうものではない事』という項目もあります。
つまり、他の健康食品等の邪魔をしてはならないという事ですね。
そして、かなり重要な項目として、『日常的に食する食品である事』という点が挙げられます。
これはつまり、あまり日常的な食卓に並ばない食品は却下、という事を意味します。
特定保健用食品にお茶やご飯、あるいは庶民的な食品が多いのは、そういうことなのですね。
特定保健用食品は、継続的な摂取を前提としています。
その為、あまり高価なものや、珍しいものを認めてしまうと
継続が困難という事で、このような条項を設けているのでしょう。
継続する事が重要という事は、同時に継続させる事が重要という事でもあるのです。

特定保健用食品に必要な表示
特定保健用食品は、その食品が『特定保健用食品である』という事を表示する必要があります。
その為に専用のマークが用意されていますが、それを表記しているだけではダメです。
しっかりと必須事項を表示する義務があります。
ここでは、その必須事項を見ていきましょう。
まず、『この食品は特定保健用食品です』という旨の表記です。
これは言われずとも皆表記して当然ですね。
表記しなければ、何の為に申請して許可を得たかわかりませんから。
次に、『許可、もしくは承認を受理した表示の内容』です。
ただしこれは長くなるケースが多いので、基本的には添付文章への
記載でも可能となっており、こちらを利用するメーカーが多いようです。
次は、『栄養成分量と熱量』ですね。
栄養成分量は当然必須項目です。
どうしてこの食品が特定の症状に対して効果が期待されているのかが、
その成分表によって明確にされます。
また、熱量というのはカロリー表示の事ですね。
更には、『原材料の名前』についても、表示が義務付けられています。
特定保健用食品の原材料の中には、日常生活の中ではまず知る事のない物がかなり沢山あるので、
これを機に知る事ができるという意味では、消費者にとってもありがたい制度と言えるかもしれませんね。
これらに加え、『一日辺りの摂取量の目安』、『摂取方法』、
『摂取する際の注意事項』、『1日辺りの摂取の目安となる量に含まれる成分の割合』、
『調理や保存に関する注意事項』、『許可や承認証表』などが必要な表記事項となっています。

血中中性脂肪、体脂肪への効果が期待できる食品の例
特定保健用食品のカテゴリーの中の一つ、『血中中性脂肪、体脂肪への効果が期待できる食品』には、
やはり茶カテキンが含まれる飲料、すなわちお茶が多いようですね。
例えば、花王の『ヘルシア緑茶』などはかなり有名ではないでしょうか。
よくCMでも見かけますし、店頭にも大抵置いています。
特定保健用食品の中では、トップクラスの知名度を誇る商品と言っても過言ではないでしょう。
一方、サントリーの『黒烏龍茶OTPP』は、ウーロン茶重合ポリフェノールが
配合されており、これが脂肪吸収の抑制効果を期待されています。
ちなみに、ポリフェノールと茶カテキンには密接な関連性があります。
というか、茶カテキンはポリフェノールの一種です。
味の素ゼネラルフーヅの『ブレンディ香るブラック』も、CMで有名ですね。
かなり多くの人が、この名前に聞き覚えがあるのではないでしょうか。
コーヒー豆マンノオリゴ糖という成分が、体脂肪への効果を期待されているようですね。
こういった、脂肪に対しての効果が期待されている特定保健用食品は、
特に30代?50代の人たちに人気があるようです。

血中中性脂肪、体脂肪への効果が期待できる食品の配合成分
体内の脂肪をできるだけなくすような効果が期待されている、
特定保健用食品の『血中中性脂肪、体脂肪への効果が期待できる食品』。
これらの食品には、どのような成分が配合されているのでしょうか。
代表的な成分としては、『茶カテキン』、『EPA・DHA』、『ジアシルグリセロール』、
『中鎖脂肪酸』、『グロビン蛋白分解物』、といったところが挙げられます。
この中で有名なのは、やはり『茶カテキン』という事になるでしょう。
カテキンというのは、フラボノイドの一種で、主にお茶の苦味成分として有名な成分です。
茶カテキンは、日本の代表的なカテキンと言えるでしょう。
また、ジアシルグリセロールも食品添加物として有名ですね。
ほかの成分は、あまり馴染みがないものが多いかもしれません。
体内の脂肪を除去する方法は、運動や絶食など、いくつか存在しています。
一番いいのは運動でしょう。
健康にもいいですし、筋力もつきます。
ただ、社会人になって家庭を持ち、ある程度の役職を
任されるようになると、なかなか時間が取れません。
それでも、早朝に1時間ランニングをするだけでだいぶ違うのですが、
習慣付けるのは厳しいという人が多いでしょう。
一方、特定保健用食品の摂取は、通常の食事の中に組み込むことで、特に労力も時間も要しない、
ごく普通の日常の中の一作業として消化できるので、困難らしい困難はほとんどありません。
そういう意味では、有効な手段と言えるでしょう。

血中中性脂肪、体脂肪への効果が期待できる食品
飽食大国と言われている日本。
その地に生まれ、大体30年以上経ってくると、多くの人間は肥満、
もしくはそれに順ずる体型へとシフトしていきます。
現在日本おいて、30歳以上の肥満体型の人は、大体30%くらいと言われています。
20代までは10%台なので、30代から一気にくるという事は、データ上でも明らかです。
新陳代謝が衰えてくるという点と、まだ食欲が衰えないという点がちょうど30代で重なる感じでしょうか。
あるいは、運動をしなくなる年代と言えるのかもしれません。
いずれにせよ、30歳を超えてくると、かなりの確率で肥満体質となってしまいます。
肥満体質は、単純に外見だけの問題ではありません。
多くの病状の巣窟となっています。
そのため、健康面においても、出来る限り原因を排除し、ノーマルな体型になることが望まれます。
肥満の要因は、大きく言えば甘いものや脂肪の多いものの摂取過剰ということになります。
特に、脂肪はダイレクトに肥満へと繋がります。
そして、過剰に摂取された脂肪は、血液にも過剰に含まれ、体内にも蓄積します。
この、血中中性脂肪、体脂肪といった所を除去、もしくは予防する事が、
肥満体型を解消する事へと繋がっていきます。
特定保健用食品には、こういった効果を期待されている食品が存在しています。
『血中中性脂肪、体脂肪への効果が期待できる食品』ですね。
これらの特定保健用食品を継続して摂取すれば、体質改善を望めるのではないでしょうか。

血糖値上昇を緩やかにする食品の例
血糖値上昇を緩やかにする食品として、特定保健用食品と認定されている商品は、結構数多くあります。
有名どころでは、『食事と一緒に十六茶』あたりでしょうか。
十六茶といえば、アサヒ飲料のあの十六茶があまりにも有名ですが、
この『食事と一緒に十六茶』もアサヒ飲料のあの十六茶の一種です。
つまり、定番の十六茶に血糖値の上昇を抑える成分を加えているというわけです。
この『食事と一緒に十六茶』には、難消化性デキストリンが多く含まれています。
この他にもコカ・コーラ社の『颯爽』など、
『血糖値上昇を緩やかにする食品』はお茶が数多く見受けられます。
また、血糖値を抑える特定保健用食品には、『健康笑顔ごはん』や
『からだサポートごはん』、『京優粥』、あるいは『京優膳』、『松谷のおみそ汁』など、
ご飯と味噌汁という日本の食卓の原点ともいうべき商品が多い点が特徴として挙げられます。
これが何を意味するのかというと、血糖値上昇を緩やかにする食品は、
年配の方に向けられた商品が多いということです。
ご飯、味噌汁、そしてお茶といえば、日本の昔からの家庭で必ず食卓に並ぶメニューですよね。
こういった食品が多いということは、こういった食品を好む
高齢者の方々に向けた商品であるということがいえます。
血糖値が高くて悩んでいる人の多くは、中年?高齢者と言われています。
そういった点からも、このような食品に対して高血糖値対策に
期待が持たれている商品が多くなってきているのでしょう。

血糖値上昇を緩やかにする食品の配合成分
特定保健用食品の中の一つ、『血糖値の上昇を緩やかにする食品』は、
血糖値をコントロールする上で非常に期待が持たれている食品です。
今の時代、お菓子や甘い食品が非常に多くなってきており、
数十年前と比較すると、血糖値の値で悩む人が非常に増えています。
また、お菓子を間食にしている子供なども、まだ若年層にも関わらず、
血糖値が高い値を示しているケースが目立ちます。
肥満体型ではないから大丈夫と考えている人も、この血糖値が必ずしも
肥満体型の方だけが高いというわけではないという事を知らなくてはならないでしょう。
血糖値に関する特定保健用食品の配合成分としては、
『グァバ葉ポリフェノール』、『難消化性デキストリン』、
『小麦アルブミン』、『豆鼓エキス』、『L?アラビノース』といったところです。
ポリフェノールというのは非常に多くの種類があり、
実に5,000種類以上は存在しているといわれています。
そのうちのひとつ、グァバ葉ポリフェノールは、
その名の通りグァバ葉からしか摂れないポリフェノールです。
その為、自然な食材から摂取できる機会は、日常の食生活の中ではほとんどないかと思われます。
他の食材に関しても少なからずそういうところがあるので、
血糖値のコントロールは通常の食卓に並ぶ食品だけでは難しいのが実情です。
もちろん、糖分自体を控える事で血糖値の値をコントロールする事は可能です。
ただ、甘いものが大好きという人は、なかなか糖分を控える事が難しいですよね。
そういった人に対して、特定保健用食品は有効という事になります。

血糖値上昇を緩やかにする食品
近年、メタボ健診が義務付けられた事で、メタボ健診で検査する項目に対して
非常に多くの関心が寄せられるようになりました。
検査項目は、腹囲、血圧、コレステロール値、そして血糖値です。
この中の一つ、血糖値もまた、大きな関心を寄せられている項目の一つですね。
血糖値は、血液中の糖分、すなわちグルコースの濃度で決定する値です。
簡単に言えば、糖分を摂ればその分上昇するものです。
よって、糖分の多い現在の日本の食文化において、血糖値は大きな問題の一つとなっています。
血糖値は、人間の体内において、非常にコントロールが難しい要素といわれています。
というのも、人間の身体の中には、血糖値のコントロールを行うホルモンがインスリンしかないからです。
インスリンに異常をきたした時点で、人間の身体は糖分に侵されてしまいます。
そうなると、怖い病気が頻発する事になるでしょう。
そういう意味では、血糖値の上昇を抑えるという事は、非常に重要な意味を持ちます。
食事によって血糖値を抑制する事ができれば、かなり助かるといって良いでしょう。
その為、特定保健用食品の中には、『血糖値上昇を緩やかにする食品』という項目が存在しています。
この特定保健用食品を摂取する事で、血糖値の抑制が期待できる食品という事ですね。
こういった食品を摂取する事で、なかなか制御が難しいといわれる血糖値を
コントロールする事ができる可能性があります。
メタボ健診対策としても、有効なのではないでしょうか。

歯の健康を維持して丈夫にする食品の例
『歯の健康を維持して丈夫にする食品』の代表的な例といえば、
やはりロッテのキシリトール・ガムでしょう。
特定保健用食品として認定される以前から、キシリトール配合を謳っていた
ガムの代表格で、商品名の冠にキシリトールという言葉を使っていることから、
キシリトールは歯に良いという認識を一般に広める大きな要因となった商品です。
虫歯の原因とはならない甘味料として使用されるキシリトールは、
ガムとの相性抜群で、このガムの登場以降、キシリトールの商品が急増したと言われています。
それくらい、このカテゴリー内においては圧倒的な知名度を誇る商品です。
そのキシリトール・ガムの次に有名な商品として、
キャドバリー・ジャパンのリカルデント、
江崎グリコのキスミントガムホワイトが挙げられます。
これらもガムで、リカルデントはCPP-ACP、キスミントガムホワイトは
茶ポリフェノールなどを含有しており、いずれも特定保健用食品として認められた商品です。
いずれもCM等で見かけることが多い商品なので、知名度は非常に高いといえるでしょう。
これらの例を見てもわかるとおり、歯の健康維持と虫歯予防に良いとされる商品の多くは、ガムです。
ガムという商品はその性質上、虫歯の原因となりやすいとされてきましたが、
そこを逆手に取り、虫歯予防をアピールする商品を開発したところ、
それが上手くハマったといったところでしょうか。
また、ガムはあまりものを噛まなくなった現代社会において、歯を強くする上で
推奨されている商品なので、そことの兼ね合いも強いかと思われます。

歯の健康を維持して丈夫にする食品の配合成分
虫歯をはじめ、歯の病気や悪化というのは、人間にとって大きな問題となります。
人間の身体を作り、健康を維持していくのは食事であり、
その食事に大きな影響を与えるのが、歯のトラブルだからです。
その為、特定保健用食品の一種である『歯の健康を維持し、丈夫にする効果が
期待される食品』というのは、非常に重宝されて然るべきと思われます。
そんな歯に関する特定保健用食品の配合成分としては、虫歯予防成分と丈夫にする成分とで分かれます。
重複している成分もありますが、基本的には二つに分かれると考えて良いでしょう。
まず、虫歯予防の為の成分としては、『茶ポリフェノール』『パラチノース』、
『マルチトール』、『エリスリトール』といったものが挙げられます。
茶ポリフェノールはかなり有名ですね。
この成分が入った商品では、よくポリフェノールを推しているので、わかりやすいかと思います。
また、丈夫な歯を作る成分としてその効果が期待されているのは、
『リン酸?水素カルシウム』、『リン酸オリゴ糖カルシウム』
『CPP?ACP(カゼインホスホペプチド)?非結晶リン酸カルシウム複合体』、
『フクロノリ抽出物(フノラン)』といった成分です。
あまり聞き慣れないものが多いですね。
そして、この二つの役割を共に期待されている成分として、『キシリトール』の存在があります。
これが、歯に関する成分としては一番有名でしょう。
様々な健康食品やガムなどに配合されている成分です。
この『キシリトール』をはじめ、歯に関する成分というのは結構多いようです。
